外来診療
リウマチ科
吉村整形外科醫院では、関節リウマチの診断と治療を行っています。
院長は、日本リウマチ学会専門医(認定番号004779)です。
昔はよい治療薬がなく、なかなか治らない病気というイメージが強かった関節リウマチですが、最近は研究が進み、早期に診断するための検査(血液検査、画像診断など)や免疫抑制剤や生物学的製剤と呼ばれる新しいお薬が登場したことで、関節の破壊を最小限にし、日常生活を普通に営むことのできる治療が可能となってきました。
関節の痛みや腫れがあり、「これはリウマチ?」と不安がある方はお気軽にご相談ください。
関節リウマチの治療
関節リウマチと診断された後も、人によって病気の勢いが異なり、
関節の腫れ方や痛み方そして、病気の進み具合も異なります。
そのため、その方の症状に合わせて使用する薬や治療法を調整する必要があります。
一緒に相談をしながら、最適な治療法を探っていきたいと思います。
関節リウマチ治療の3本柱
薬物療法(内服、外用、注射)
関節の炎症を薬で抑えます。基本的な治療は、内服薬です。
当院では主にリウマトレックス(メソトレキサート)を使用しています。
また、症状の軽い方にはアザルフィジンや一時的にプレドニゾロンなども併用します。
世界的に急速にリウマチ研究が進み、2004年に日本でも生物学的製剤が使用可能となりました。現在、日本で使用できる生物学的製剤は6つあります。
レミケード、ヒュミラ、アクテムラ、エンブレル、オレンシア、シンポニーです。
ただ、製剤それぞれに特徴がありますので、症状や生活スタイルに合わせて、最適なお薬を選択していきます。
リハビリテーション
患部を温めたり(温熱療法)、動かすようにして(関節可動域訓練)、
こわばりや痛みを軽減します。 手や足の装具も必要に応じて作成します。
手術療法
関節リウマチが単独の関節にとどまり内服薬の効果が少ない場合、
すでに破壊されてしまい、痛みや可動域制限を伴った関節では手術が有効な場合があります。
また、手術が必要な場合には速やかに専門病院にご紹介いたします。